北海道・知床岬周遊コースを航行する観光船「KAZU ☆(ローマ数字1)」=2009年ごろ(関係者提供)

 北海道・知床沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故発生時、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の事務所にいるべき「運航管理補助者」は、豊田徳幸船長(54)=行方不明=だけだったと、桂田精一社長(58)が国土交通省の特別監査で説明していることが17日、分かった。同省が立憲民主党のヒアリングで明らかにした。

 同社の安全管理規程では、船の航行中は原則、運航管理者の桂田社長が事務所にいるはずだったが、事故当時は外出していた。桂田社長の不在時は、運航管理補助者が船と連絡できる体制にすると定めていたが、豊田船長は出航中で役割を果たせない状況だった。