公共交通の乏しい山間部に住む高齢者の健康を支えようと、海陽町立海南病院(海陽町四方原)が2020年から神野地区で行っている巡回診療が、7月で丸2年を迎える。新型コロナウイルスの影響で一時休止した時期もあったが、これまでに延べ約160人が利用した。病院は「少しずつではあるが定着しつつある」とみる。4月からは病院近くの調剤薬局と連携し、薬剤師も巡回診療に同行。きめ細かな処方に対応するなどサービス向上にも努めている。

 町役場(大里)から…