【バンコク共同】東南アジア最大級の通販サイト「ラザダ」が、広告でタイ王室を侮辱したと批判され、不買運動に直面している。ラザダは交流サイト(SNS)で、車いすに乗った伝統衣装姿の女性が登場する動画を投稿。王室支持者はチュラポン王女を想起させると激怒し、陸軍が全部署にラザダの利用を禁じる事態になった。
タイには不敬罪があり、王室を侮辱したとして有罪になると、最大禁錮15年が科される。チュラポン王女はワチラロンコン国王の妹で、持病のため車いすを使っている。
ラザダは、王室批判の意図はなかったと説明する一方、不適切な内容だったと謝罪した。