他人名義で日本のスマートフォンアプリを開発した中国に住む北朝鮮籍の男性IT技術者の報酬を不正送金したとして、知人らが書類送検された事件で、技術者が日本円を海外通貨に替えて引き出せるデビットカードを利用し、中国人民元を入手していたことが18日、神奈川県警への取材で分かった。デビットカードを使った国外への不正送金事件の摘発は全国初という。

 県警によると、IT技術者は日本企業の発注を受け、複数のアプリを開発。支払われた報酬を引き出すため、東京都北区に住む親族の女性(75)名義のデビットカードを中国で使い、人民元を引き出していた。