20日にオープンするコワーキングスペース「マゼカ」=上板町七条

 建築会社「近松」(上板町)の飲食部が20日、同町七條にコワーキングカフェ「マゼカ」をオープンさせる。カフェと社会人らが仕事や勉強に使えるコワーキング(協働)スペースを一体化した。店長は募集して決め、四国大経営情報学部4年のカン・アリザ・アハメードさん(21)=吉野川市在住、パキスタン出身=が務める。

 店内は広さ約120平方メートルで、カウンター席とテーブル席、レンタルスペース(個室1室)があり計20席。建築会社が手掛けただけに内装にはこだわりが光る。カウンター席やテーブル席はシックな色合いで落ち着いた雰囲気。手作りの照明は温かみがある。

キーマサラン(税込み900円)

 食事はトーストや唐揚げセットなどの通常のカフェメニューに加え、パキスタン料理も提供する。アリザさんのお勧めはキーマサラン(税込み900円)。クミンやコリアンダーなどのスパイスを5種類以上使った、ピリッとした辛さのキーマカレーで、ひき肉はイスラム教の戒律に沿って加工している。米は日本人の口に合うよう日本米を使用しており、パキスタンと日本の文化を楽しめる。

苺パルフェ(750円/季節限定)

 デザートのお勧めは苺パルフェ(750円/季節限定)。県内の農家から仕入れたフレッシュなイチゴを使っている。イチゴやクリームが層をなしており、写真映えしそうだ。

 無料Wi―Fi(ワイファイ)やコンセント、LANポート、充電ケーブルを備え、コワーキングスペースでの利用は30分100円から。子ども連れや友人同士で周囲を気にせずに過ごしたい人は、4席ほどのレンタルスペースが30分200円から使える。食事を楽しむ人は2時間無料で滞在できる。

 近松は「地域の人が集まる場所をつくりたい」と出店を企画。新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅時間が増えているのを踏まえ、一人で仕事や勉強に集中できるスペースも提供しようと考えた。

店長のカン アリザ アハメードさん

 店長のアリザさんは知人を通して募集を知り、立候補した。お酒や豚肉を口にできないといったイスラム教の戒律に沿う食事のできる店が少なく、同じように悩みを抱える人が安心して通える飲食店を開きたいとの思いがあったという。メニューの決定など店づくりにも携わってきた。

 アリザさんは「ゆったりと一人の時間を過ごせるようインテリアにこだわった。都会的な雰囲気を感じてほしい。この機会にパキスタン料理に触れてくれたら」とPRした。

店内はシックな壁紙にあたたかみのあるペンダントライトで、都会的な雰囲気を演出

 店舗データ
・住所=上板町七條御宝14―11
・営業時間=午前9時30分~午後4時
・定休日=月曜
・問い合わせ=088―624―7468
・駐車場=14台

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