トルコ国籍の20代のクルド人男性が、帰国すれば迫害の恐れがあるとして国に難民認定を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(長谷川恭弘裁判長)は20日、男性の訴えを退けた一審判決を変更し、不認定処分を取り消した。

 長谷川裁判長は判決理由で、男性がクルド人の独立を目指す組織のメンバーに食糧を提供したことで、軍などから拷問を受けたなどと指摘。「迫害を受ける恐れがあるという十分な理由がある」とした。

 判決によると、男性は2014年、日本に入国。難民認定を申請したが、国は18年に不認定とした。男性は不法残留で収容された後に仮放免されていた。