藍住町の新たな特産品として売り出そうと、町商工会青年部が地元産の米を使った日本酒造りに取り組む。町内の子どもに田植えや稲刈りに参加してもらい、地域に愛着の持てる商品を目指す。ラベルは、今年が生誕500年に当たる町ゆかりの戦国武将・三好長慶(1522~64年)にちなんだデザインとし、町の歴史のPRにもつなげる。
三好氏の居館跡とされる勝瑞城館跡(同町勝瑞)付近にある約330平方メートルの田んぼに、酒造りに適した品種「山田錦」の苗を6月9日に植える。10月に約750キロの米が収穫できる見込みだ。醸造は鳴門市の本家松浦酒造場に協力してもらいながら、青年部の会員も作業に加わる。新酒は来年5月にも完成する。
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