徳島大などの研究グループが、体が徐々に動かせなくなる難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の筋肉にある末梢(まっしょう)神経に特有のタンパク質が蓄積することを突き止め、23日に記者会見して発表した。筋肉の生体検査で分かるため、早期診断が可能になる。新たな治療法の開発も期待される。米医師会の雑誌「JAMAニューロロジー」電子版に掲載された。
ALSは、脳や脊髄の運動神経内にTDP―43というタンパク質が蓄積することで発症する。ALSのマウスを使った実験では、筋肉とつながる末梢神経にもTDP―43が存在することが分かっていた…
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