7日、西日本を中心に県内各所で大雨警報が出て川は増水。小さな支流や水路などは水位を超えあふれて道路まで流れだす所もあった。海上も波があり渡船業者は沖ノ一文字、磯渡し、イカダ、カセ、掛け釣りを休業した業者がほとんど。岸壁や波止でも釣り人の姿はほとんどなく、流れた雨水などで濁っていた。

 この時期は湾内の波止や岸壁から赤アミを餌にサビキ仕掛けでマメアジを狙う人や、イガイやカニを餌に落とし込み仕掛けでチヌやキビレを狙う人、沖アミを餌にフカセ釣りでグレやチヌを狙う人、潮入り川などではルアーや、アオイソメを餌にスズキやキビレを狙う人などが見掛けられる。手軽な場所で好釣果が期待できるときもある。しかし大雨などで増水して流れが速くなったり危険なときは釣行を断念し安全で楽しい釣りを満喫してもらいたい。天気の回復とともに各魚種に好釣果を期待したい。

 [波止]<中林漁港南突堤>7日、笹濁りで水潮気味。終日、雨が降り南寄りの風。マメアジが連日好調に釣れていたがこの日の午前中は釣り人2人。内向きで付け根付近の低い所で7時半から4時間半足らず、赤アミを餌にハリス0・8号、ハリ3号の市販のサビキ仕掛けで7~10センチのマメアジ200匹余り。南寄りの風が一時強くなったので納竿した。表層では小サバが多く、中層ではチャリコが掛かるので底付近を狙った。また釣れたマメアジには20~25センチのシオ(カンパチの幼魚)が食い付くようだ。ルアーなどで専門に狙うのも面白そうだ。近くで10時からサオを出した人も同型を1投に1~2匹づつ釣れていたようだ。

 <牟岐漁港>7日、風はあまりなかったが時折激しい雨が降った。泥濁りで水潮。潮の流れは安定せず上潮が滑る二枚潮で底潮はフラフラしていた。小枝や葉などの浮遊物も多く釣りづらかった。岸壁で12時半から3時間半ほど、阿南市の人が市販の加工沖アミを餌にハリス1~1・2号チヌバリ2号でウキ下2ヒロ半から3ヒロ半を探り30センチのキビレ1匹。投入したマキ餌に仕掛けを合わせるとチャリコが多く、少し離すとアタリがあった。(県釣連盟報道部)