徳島県は24日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~90代の男女96人の詳細を発表した。感染者が100人を下回ったのは9日ぶり。オミクロン株の派生型「BA・2」の割合が94・7%となり、置き換わりが進んだ。新たに児童等利用施設関連のクラスター(感染者集団)が発生した。
BA・2は5月3~9日に発表した感染者の検体をゲノム解析し、前週の87・0%を上回った。
児童等利用施設関連では18~23日の検査で利用者5人、職員1人、利用者の家族2人が感染し、計8人の規模となっている。
これまでに認定されたクラスターでは阿南光高校(阿南市)で生徒の家族1人、科学技術高校(徳島市)で生徒1人と家族4人の感染が判明したほか、小学校2件、職場1件、児童等利用施設2件、高齢者施設4件で計26人の感染が新たに分かった。
学校関係の感染者は小学生17人、中学生2人、高校生5人、大学生2人、中学校教職員1人、大学教職員1人。未就学児も7人いた。
軽症は88人で無症状は8人。32人が入院しており、病床使用率は12・2%。重症者用は4・0%だった。自宅療養者数は1002人となっている。県内の感染者数は累計2万1541人となった。