リニューアルする関西空港国内線エリアの商業スペースのイメージ図(関西エアポート提供)

リニューアルする関西空港国内線エリアの保安検査場のイメージ図(関西エアポート提供)

 大規模な改修工事が進む関西空港で今秋、リニューアルした国内線エリアが先行開業する。空港を運営する関西エアポートがこのほど報道関係者に工事の進捗(しんちょく)状況を公開した。2025年大阪・関西万博を見据えたもので、関西エアの広報担当者は「新しくなった関空を体験してほしい」と話す。

 関西エアによると、新たな国内線エリアは現在の場所から南側に移転し、2カ所に分かれている保安検査場を1カ所に集約。複数人の手荷物を同時に検査できる「スマートレーン」6台を導入し、混雑時の待ち時間短縮につなげる。検査後の商業スペースは拡充し、飲食店など6店が出店する。

 新型コロナウイルス感染拡大前、関空の国際線の利用客数は1994年の開港時の想定を大幅に上回り、さらに増加傾向にあった。一方、国内線は想定を下回る状態が続き、設備と利用実態が合っていなかった。

 関西エアはコロナ禍で減った訪日外国人客が将来的に再び増えると見込み、21年5月、国際線エリアの面積を25%拡大して国内線エリアの配置を変える今回の改修工事に踏み切った。事業費は約700億円で、国際線エリアを含めた全体の完成は26年を予定している。