再現された細胞分裂の過程

 広島、長崎両市で日米が共同運営する放射線影響研究所(放影研)が26日までに、マウスを使い、受精後の細胞分裂の過程を再現する手法を開発したと発表した。放射線被ばくや化学物質に起因する突然変異の解析に応用し、病気の発症メカニズムの解明につながると見込んでいる。

 放影研分子遺伝学研究室の内村有邦室長らは大阪大などと合同で、DNA配列を調べる次世代シーケンサーを使い、細胞分裂の際に起きる遺伝子の突然変異を検出。変異が全身の細胞に占める割合を測定、解析する手法を開発した。さらにこの手法でマウスの組織サンプルを解析し、受精後の細胞分裂の過程を調べることに成功した。