モモやサクラの木を食い荒らして枯死させる特定外来生物クビアカツヤカミキリの新たな防除策を、西岡優佑さん(24)=吉野川市川島町桑村、会社員=が考案した。廃漁網を幹に巻く手法で、県立農林水産総合技術支援センターなどの助言を得ながら、今春卒業した徳島大理工学部に在学中に編み出した。県内では鳴門、板野、上板の3市町で被害が広がっており、対策を促すため6月に板野町のモモ園で農家を対象にした説明会を開く。

 西岡さんは、大学の卒業論文のテーマとして取り組んだ…