地滑りで白川谷川に落ちた巨岩=8日正午ごろ、三好市山城町白川

 8日の徳島県内は梅雨前線の影響で海陽町で一時激しい雨が降ったものの、6月28日から降り続いた大雨は峠を越えた。土砂崩れが多発した三好市では少なくとも38世帯195人が孤立している。同市山城町白川の白川谷川沿いでは地滑りが発生し、川幅と同程度の大きさの岩が川の流れを阻んでいる。県によると、人的被害はない。同市など6市町で出されていた土砂災害警戒情報は解除されたが、徳島地方気象台は引き続き土砂崩れなどへの警戒を呼び掛けている。

 市によると、池田町と東祖谷、西祖谷山村で5集落が孤立状態となっている。東祖谷では3集落の29世帯46人と高齢者施設が、道路の路肩決壊などにより車での通行ができない。

 山城町は道路の寸断が多く、全容が把握できていないが、13集落が孤立状態となっている可能性がある。市は道路の復旧作業を急いでいる。

 県西部県民局によると、山城町の白川谷川沿いの地滑りは、幅約80メートル、高さ約70メートルにわたって斜面が崩落。最大で直径約10メートルの巨岩が川幅を狭めた。さらに崩落が起きると、岩の隙間が埋まり「土砂ダム」となる恐れがある。市は周辺の24世帯50人に出した避難指示を当面継続させる。

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