鳴門市大麻町の板東俘虜収容所長だった松江豊寿(1872~1956年)の生誕150年を記念するドイツ館の企画展「敗者とともに松江がめざしたもの」で、イタリアの元首相ムソリーニから贈られた白虎隊記念碑の写真が展示されている。記念碑は、松江が福島に帰郷後に力を入れた白虎隊墓所の拡張事業に伴って寄贈され、写真は松江の姿も写っている希少なものだ。
白虎隊は、戊辰戦争で新政府軍と戦った会津藩の少年隊。飯盛山の戦いで20人が集団自決をしたが、1人は生き残ったという。
ムソリーニは、白虎隊のエピソードや日本の武士道に感動…
残り569文字