徳島、鳴門両市は8日、豪雨被害に見舞われた岡山県内の自治体へ、給水車などを派遣した。徳島県も関西広域連合の支援の一環として、愛媛県に職員2人を派遣した。
徳島市の千松小学校では、職員約100人が倉敷市へ送る支援物資の積み込みを行った。同校に備蓄していた500ミリリットル入りペットボトル飲料水5280本、パン2000食、アルファ化米3000食分と、毛布1000枚を15トントラックに運び入れ、倉敷市に届けた。
高梁市には2トン給水車1台と職員4人を派遣。現地の避難所などで給水活動に当たる。徳島市役所で出発式があり、市水道局の山口啓三局長が「大きな災害が発生している。被災者のために活動してほしい」と激励した。
鳴門市は矢掛町に2トン給水タンク車1台と職員2人を派遣した。午後1時半ごろ、同町に着き、役場近くの病院の受水槽に給水。さらに隣接する浅口市の総合運動公園の消火栓につなぎ、ピストン輸送した。給水支援は10日まで続ける。
徳島県は、危機管理政策課ととくしまゼロ作戦課の職員を派遣。15日まで滞在して支援ニーズなどを把握し、関西広域連合の支援活動に役立てる。9日には高知県へ職員2人を派遣する。