船上に引き揚げた観光船「KAZU 1」にシートをかける作業船「海進」の乗組員ら=27日午前9時29分、北海道斜里町沖(共同通信社ヘリから)

 海面上につり上げられ、作業船「海進」に横付けされた観光船「KAZU 1」(左下)=26日午後6時57分、北海道斜里町沖(共同通信社ヘリから)

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、作業船「海進」は27日未明、カズワンを船上に引き揚げた。同日午前、網走港に向けて出発。午後に入港後、海進に載せた状態で船内捜索や水抜きを実施し、早ければ29日にも陸揚げできる見通し。

 海上保安庁と契約した専門業者「日本サルヴェージ」は26日午後6時55分ごろ、船体を海面までつり上げた。「横抱き」と呼ばれる手法で海進の左側面に固定し、浅い海域までえい航。青いシートで覆った船体をクレーンでゆっくりと海面から海進の上に移し、27日午前3時20分ごろに引き揚げを完了した。