長崎の被爆者団体などは28日、核兵器の非人道性とリスクを世界に訴え、各国政府に核兵器禁止条約参加を呼びかける「核兵器禁止条約の会・長崎」を結成し、長崎市で集会を開いた。共同代表を務める長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(81)は、ロシアのウクライナ侵攻で核兵器使用への懸念が強まる中、「核兵器廃絶の世論を盛り上げていかなければならない」と訴えた。

 集会には被爆者ら約70人が参加し、アピール文を採択。世界は今「核禁止条約をてこに核廃絶に向かうのか、狂気の核軍拡競争に戻るのか、分かれ道に立っている」とし、核保有国や日本など各国に条約参加を訴えた。