機能紙メーカー・阿波製紙(徳島市)の社長として30年経営に携わる。大事にしているのは、家訓の「天半藍色」。商売を独り占めせず、せめて半分にという意味だ。もう一つは社是の「道徳経済合一」。明治の実業家・渋沢栄一の経営哲学に倣い、利益のみを追求せず社会に還元するとの理念で、これらを励みに会社を売上高150億円超の上場企業に成長させた。

 自社の花形商品だった蚊取りマット用原紙の生産は30年間でゼロになり、存在感の薄かった浄水用ろ紙が有望な商品に育った。そうした経験を踏まえ…

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