ロシア軍によるウクライナ侵攻が続く中、戦争が引き起こした悲劇を描き、ウクライナで撮影された1970年公開のイタリア映画「ひまわり」が6月4日、徳島市の市シビックセンターで上映される。企画した徳島映画センターの福永二郎代表(65)は「映画を通じてウクライナの人たちに思いをはせてほしい」と話している。

 物語の舞台は第2次世界大戦下のイタリア。若い男女が恋に落ち、結婚したものの夫はソ連戦線に送られ行方知れずに。終戦後も帰らない夫を捜しに妻はソ連へ渡る。多くの兵士が眠っているというウクライナの広大なヒマワリ畑を見た後、新たな家庭を持ち幸せに暮らす夫と再会する。