徳島市中心街の活性化につなげようと、徳島青年会議所(JC)は23日、眉山を望む新町地区の一部国道を歩行者天国にするイベント「とくしまシンボルパーク2015」を初めて開く。阿波おどり会館や新町川、各商店街など市のシンボルが集まる一帯をイベント会場として使うことで、中心街の新たな活用法を探る。
 
 区間は新町橋南詰め交差点から南新町商店街までの国道438号線約100メートルで、午前9時から午後5時まで車両通行止めにする。徳島市の阿波踊り期間中を除き、この区間が歩行者天国となるのは初めて。
 
 イベントは午前10時から午後4時まで。路面にチョークで好きな絵を描く「ロードペイント」、手形や足形で大きな絵を作る「ハンドスタンプアートプロジェクト」など多彩な催しがあり、オープンテラス200席も設けられる。
 
 会場真下の市営地下駐車場ではメーカー21社の人気車を集めたモーターショーを行う。近くのしんまちボードウオークでは特産品販売や各種イベントを中心とした「トモニSunSunマーケット」も同時開催される。
 
 イベントを企画した徳島JC内の「人がまちを創る委員会」の近藤洋祐委員長(30)は「徳島の魅力が詰まっている好条件を生かし、人が集まる仕組みを作りたい」と話している。