徳島県は2日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満～80代の男女114人の詳細を発表した。1日当たりの感染者数が前週の同じ曜日を下回るのは10日連続。中学校と児童等利用施設関連でクラスター(感染者集団)が発生した。80代以上の入院患者1人が5月31日に亡くなり、県内の死者は累計85人となった。
中学校では5月29日～6月1日の検査で同じクラスの生徒6人の感染が分かった。児童等利用施設関連では5月30日～6月1日に利用者5人、職員3人、利用者の家族2人の感染が判明した。
これまでのクラスター関連では、板野高校(板野町)で生徒6人と教職員1人、生徒の家族6人が新たに感染し、計32人の規模となった。このほか、高齢者施設1カ所、児童等利用施設2カ所関連、小学校1校で計10人の感染が分かった。
学校関係の感染者は小学生19人、中学生10人、高校生9人、大学生ら3人、高校教職員1人。未就学児も19人いた。
軽症は99人で無症状は15人。24人が入院しており、病床使用率は9・1%。重症者用はゼロだった。621人が自宅療養している。県内の感染者数は累計2万2341人となった。
