「理不尽」への怒りは、1年以上たっても冷めていない。内藤佐和子徳島市長が委員長を務めた「阿波おどり実行委員会」から阿波踊り運営を委託されていた民間3社共同事業体は、今後も市(実行委事務局)に約2100万円の支払いを求めていくという。

 実行委は2021年3月31日、「責任を持てる運営ができない」として、同日付で解散すると突如発表した。固定納付金の支払いなどを巡って意見が対立していた事業体との委託契約の解除も表明した。

 内藤市長は、遠藤彰良前市長時代の19年度にスタートした「実行委―事業体」体制について「このようなスキームをどうして前市長が考え出したのか、理解できない…