牟岐町で初めてとなるジビエ(野生鳥獣肉)の処理・加工施設が同町中村に完成した。町猟友会の有志でつくるジビエ部会が運用。出荷する肉の品質にむらができないよう部員6人が下処理などの研修を重ね、年内の稼働を目指す。

 施設は木造平屋約36平方メートルで、3月末に町有地に出来上がった。保管用の冷凍・冷蔵庫や移動用のクレーン、真空包装機などを備える。扱うのはシカとイノシシのみで、年間100匹程度の処理を見込む。町内の飲食店に販売するほか、ふるさと納税の返礼品への活用も検討している…