「戦争で心の傷を負ったウクライナの子どもたちを少しでも癒やしたい」。徳島市の元建設会社経営中條(ちゅうじょう)秀人さん(41)が5月上旬からウクライナに入り、戦災孤児を支援する活動や物資の配給ボランティアに従事している。過酷な状況下にある子どもたちの心に寄り添おうと、日本を代表する人気アニメキャラクターをデザインした黄色いパーカに身を包み、笑顔を届けている。
中條さんは若い頃から難民や子どもの貧困問題に関心を持っており、ロシア軍が侵攻したウクライナの惨状を知って支援活動に加わろうと決意。会社の経営を肉親に任せ、5月4日に出国した。…
残り998文字