徳島、高知両県を一つの選挙区とする合区で行われる夏の参院選を前に、徳島新聞は、今春の民法改正で新成人となった両県の18歳計100人(50人ずつ)に今回の参院選や互いの県の印象などについて意見を聞いた。投票に行くと答えた人は両県ともほぼ半数にとどまり、徳島と高知が合区になっていることをいまだに知らない人がそれぞれ3割いるなど、関心の低さが浮き彫りとなった。態度を慎重に決める徳島に対し、即断する高知といった気質の違いもうかがえた。高知の若者が徳島に関心を示していない状況も分かった。

 参院選で投票するかとの設問に対し、「はい」と答えたのは徳島、高知とも最も多く、高知が27人と過半数を占め、徳島は22人となった。「いいえ」は徳島6人に対し高知は11人。「分からない」は徳島が18人で高知の9人の倍に上り、態度を決めかねている割合が徳島で多くなっている。「選挙があるのを知らない」としたのは、徳島で4人、高知で3人いた。