鳴門市鳴門町の大鳴門橋にある観光遊歩道・渦の道で26日夜、「中秋の名月鑑賞会」が初めて開かれ、約120人が優美な演奏などを楽しんだ。
営業時間を午後9時まで、3時間延長。あいにくの曇り空で月は顔を出さなかったが、来場者は関西で活動する2人組「サーラ」の琴とフルート、鳴門教育大大学院生によるサクソホンとキーボードの演奏に耳を傾け、深まる秋を感じていた。
あすたむらんど徳島(板野町)のプラネタリウム担当職員による月の満ち欠けの解説もあった。
高松市の会社員堤彩乃さん(23)は「夜に来たのは初めて。美しい音楽に癒やされました」と話した。
大鳴門橋開通30周年と渦の道開館15周年の記念イベントの一環。渦潮が月の引力の影響で発生することにちなんで企画した。