人権活動に取り組む藍住町のNPO法人みずすましが、子どもに無料で食事を提供する子ども食堂を開設する。地域の居場所づくりとさまざまな年代の交流を促すのが目的で、8月のオープンを目指して準備を進めている。活動を周知しようと、6、7月には寄付された食材を無料で配る「フードパントリー」を実施する。

 みずすましは2018年に設立し、人権に関する学習会を月1回開くほか、映画の上映会などを催している。子ども食堂は、長年子どもの教育に携わってきた元幼保職員の林美保理事長(65)、元教育委員の三輪浩美副理事長(61)が、地域のニーズに応えようと企画した。住民が集える場にもしたい考えだ。