指揮者の工藤さんの指導を受けながら練習する生徒ら=阿波市役所

 10月24、25日に行われる阿波市制10周年記念行事「阿波市フェスタ」の開幕セレモニーに、市内3中学校の生徒が「阿波ジュニアオーケストラ」を結成して晴れの舞台に立つ。合同演奏する「とくしま記念オーケストラ」のプロ楽団員の指導で練習を重ねており、「感動の演奏を見せたい」と意気込んでいる。
 
 阿波ジュニアオケは市場、土成、吉野の3中学の音楽部員54人が参加。トランペット、サクソホンなどの管楽器やバイオリン、ビオラといった弦楽器など15種類の楽器を受け持つ。舞台ではとくしま記念オケの約30人と、オリヴァドーティ作曲「りんごの谷」、パーセル作曲「アブデラザール組曲より 序曲とロンド」の2曲を披露する。
 
 5月から月1回の割合で、とくしま記念オケの楽団員が同市を訪れ、パートごとに演奏技術を指導している。2012年の国民文化祭を契機に結成された同オケは、東京などの交響楽団で活躍する一流のプロ奏者ぞろい。その指導を受けられるのは、生徒たちにとっても貴重な機会だ。
 
 今月23日には、本番でタクトを振る指揮者の工藤俊幸さん(東京)が指導。セレモニー会場となる市役所1階ロビーでレッスンがあり、工藤さんは「もっと音を強調して」「ここは華やかなイメージで」などと、パートごとの表現法を丁寧に指示した。生徒たちは真剣な表情でメモを取りながら、練習に取り組んでいた。
 
 ジュニアオケ代表の板東瑞季さん(15)=市場中3年=は「プロの指導を受けられるのは貴重な経験。楽器の響きや強弱の付け方など、たくさんの発見がある。来場者も自分たちも楽しめる演奏を見せたい」と話した。
 
 開幕セレモニーは10月24日午前10時半から。無料。フェスタは24、25日に市役所と交流防災拠点・アエルワであり、とくしま記念オーケストラのコンサート(アエルワ、有料)など多彩な催しを予定している。