県南部のイセエビ漁解禁に合わせて、美波町西の地の町役場由岐支所前グラウンドで27日、恒例の「伊勢海老(えび)の市」(町商工会など主催)があった。高級食材のイセエビが市価より2~3割安い値段で販売され、家族連れらでにぎわった。
町内外の水産会社や町商工会女性部など6団体が出店し、水揚げされたばかりのイセエビやサザエ、アワビなどを販売した。購入した魚介類をすぐに網焼きや刺し身にできるコーナーもあり、来場者は新鮮な海の幸に舌鼓を打った。
約3メートル四方の特設プールでは、イセエビとハマチのつかみ捕りがあり、子どもたちが歓声を上げながら懸命に追い掛けていた。
阿南市から家族6人で訪れていた中山湊介(そうすけ)ちゃん(5)は「イセエビは殻が少し刺さって痛かったけど、頑張って捕まえた。おいしく食べたい」と笑顔だった。
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