徳島が生んだ社会運動家、賀川豊彦(1888~1960年)を顕彰する認定NPO法人賀川豊彦記念・鳴門友愛会が、大正期のベストセラーとなった賀川の自伝的小説「死線を越えて」の復刻出版に向け、クラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。鳴門市賀川豊彦記念館(同市大麻町)の開館20周年記念事業の一環で、協力を呼び掛けている。
「死線を越えて」は3部作の上巻。労働者階級を中心に支持を集め、ベストセラーとなった。中巻「太陽を射るもの」、下巻「壁の声きく時」と合わせて400万部が発行された。
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