徳島県は14日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~70代の男女77人の詳細を発表した。ゲノム解析による抽出検査で、オミクロン株の派生型「BA・2」の割合が3週連続で100%となった。新たに児童等利用施設でクラスター(感染者集団)が発生した。
BA・2は5月24~30日に発表した感染者のうち、ゲノム解析で結果が確定した23検体全てで確認された。
児童等利用施設では11~13日の検査で利用者5人と職員1人の感染が判明した。
これまでに認定されたクラスターでは、城東高校(徳島市)で生徒1人が陽性となったほか、児童等利用施設関連2例、職場と職場関連の各1例で計6人の感染が分かった。
学校関係の感染者は小学生8人、中学生1人、高校生5人、大学生1人、専門学校生1人、中学校教職員2人。未就学児も11人いた。
軽症は67人、無症状は10人。15人が入院しており、病床使用率は5・7%。重症者用はゼロだった。自宅療養者数は563人となっている。県内の感染者数は累計2万3287人となった。