徳島県は「ふるさと納税」の寄付者への返礼品用に、県のマスコットキャラクター・すだちくんのデザインが入ったパッケージを作った。紙袋と段ボール箱の2種類。ゆるキャラとして知名度のあるすだちくんを活用することで県出身者らに興味を持ってもらい、ふるさと納税のPRにつなげる。
紙袋(縦26センチ、横41センチ、高さ10センチ)は緑色で、すだちくんの眉、目、口が大きく描かれている。白地の段ボール箱(縦30センチ、横40センチ、高さ20センチ)は「徳島県」の文字と、すだちくんの顔入り。どちらも「ふるさと・徳島から、感謝の気持ちを届けるじょ」と書かれている。
従来は返礼品として箱に入ったスダチ1キロを送っていた。8月から5千円以上1万円未満はスダチ1キロ、1万円以上なら金額に応じて鳴門わかめや地酒など26品から選んでもらう形式になったことから、専用の紙袋と段ボール箱を用意し、返礼品の大きさによって使い分けることにした。
すだちくんはネット投票でゆるキャラ日本一を競う2013年度ゆるキャラグランプリで12位に入るなど徳島にゆかりのない人にも知られつつあることから、デザインに採用した。
県地方創生推進課は「県出身者にはパッケージを見て古里を思い出し、楽しい気持ちになってほしい。新たに徳島を応援してくれるファンも掘り起こせれば」としている。