徳島文理大理学療法学科の平島賢一准教授(地域理学療法)が、医療・介護従事者や学生に電動シニアカーの安全性を知ってもらうため、試乗体験会を始めた。電動シニアカーを危険だと判断する医療従事者もいるが、運転免許を持たない高齢者にとって効果的な移動手段の一つ。支える側の人に安全性を学んでもらい、普及を促す考えだ。
電動シニアカーはスクーターに似たハンドル付きの3輪か4輪の車で、最高時速は6キロ。道路交通法では歩行者に分類され、横断歩道を渡ったり公共交通機関を利用したりできる。許可が出ればスーパーなどの施設でも使うことが可能で、利便性の高さから運転免許証を返納した高齢者らの利用が多い。
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