全国高校生英語弁論大会で文部科学大臣賞を受賞したレクシーさん=徳島市の徳島北高校

 徳島北高校普通科3年のギテンジ・レクシーさん(17)=徳島市=が、全国高校生英語弁論大会(全国国際教育研究協議会主催)で第2席の文部科学大臣賞に入った。ケニア出身で徳島育ちのレクシーさんは、固定観念にとらわれず、お互いの違いを認め合うことが国際理解を深めるのに大切なことを自らの体験を踏まえて訴え、高い評価を受けた。
 
 大会は8月に千葉県で行われ、全国6地区の代表9人が出場。国際理解をテーマに5分以内に英語でスピーチし、内容の独創性や説得力、話し方、発音などを競った。

 2歳で来日したレクシーさんは「外見で判断しないで」と題して発表した。小学生の頃に外見だけで「走るのが速い」「ギャングみたい」と言われた経験を紹介し、思い込みや偏見にとらわれると本質が見えなくなってしまうことを強調。「文化や宗教の多様性が世界を素晴らしいものにしている。未知の文化を恐れず理解してほしい」と主張した。

 担任に勧められて昨年11月の県大会に出場することを決め、1カ月ほどかけて原稿を書き上げた。弁論大会に出るのは初めてで、自らスピーチの様子をビデオで撮影し、何度も見直して表情や姿勢を確認するなど練習を重ねた。努力のかいあって、県大会で最優秀賞を取り、今年1月に開かれた四国大会でも最優秀賞に輝いた。

 日本語、英語をはじめ、母国語のスワヒリ語と部族語のキクユ語を話すことができるレクシーさんは「日本とケニアの懸け橋になれる仕事に就きたい」と語った。