ペットボトルを抱えて水に浮く児童たち=松茂町の喜来小学校

 水難事故に備え、服を着たまま泳ぐ「着衣水泳」の講習会(日本赤十字社県支部主催)が10日、松茂町の喜来小学校であり、6年生41人が参加した。

 児童は、あおむけになって浮いたり、ペットボトルを浮輪代わりにしたりする方法に挑戦した。指導した元自衛官の河野光明さん(63)=吉野川市鴨島町飯尾=らは「慌てず力を抜くと体は浮く。落ち着いて助けを待って」と対処法を伝えた。

 大岸凌太朗君(12)は「服を着て水に入ると苦しかった。溺れそうになったら、教わった内容を実践したい」と話した。