鳴門市の鳴門第一小学校で9月30日、川の水質環境について理解を深める教室があり、4年生66人が近くを流れる新池川などの汚染状況を調べた。
新池川、旧吉野川の水と水道水を用意し、水中の化学的酸素要求量(COD)を調べる試薬を使って水質検査を行った。水道水にソースを垂らして生活排水に見立てた水も調べ、汚れ具合によって試薬で水の色が変わるたび、児童から驚きの声が上がっていた。
岩本青空(そら)君(9)は「新池川の水が思っていたより汚かったのでびっくりした。これからは食事を残さないようにして、お皿を洗い流す水を減らしたい」と話した。
教室は県が生活排水の浄化を啓発するため毎年、県内の小中学校で行っている。