2016年にフランス・パリで計画されている阿波踊り公演のプレイベント2日目の1日(日本時間2日)、エッフェル塔近くのパリ日本文化会館で、徳島から訪れた踊り子らによるステージと市民を対象にしたワークショップが行われた。
県阿波踊り協会と阿波おどり振興協会から選抜された32人が磨き抜かれた乱舞を披露。徳島市のマスコットキャラクター「トクシィ」も登場し、愛嬌(あいきょう)を振りまいた。阿呆(あほう)連から参加した御堂綾さん(39)=石井町藍畑、アルバイト従業員=は「踊りもゆるキャラも国境を超えて喜んでもらえた」と充実感いっぱいの様子。
続いて市民ら約150人を舞台に招き、振興協会の山田実理事長(62)らが踊りの基本を指導した。パリっ子は「ヤットサー」と掛け声を上げながら、見よう見まねで体を動かし大喜び。クリストフ・ジャルビスさん(45)は「難しく見えたけど、踊ると楽しさが実感できた」と満足げに話した。
山田理事長は「パリの人たちの阿波踊りへの関心は高い。熱気にあふれ、時間がたつのを忘れるほどだった」と手応えを語った。
2日は野外公演がある。