めかぶ入りせっけん(右)と材料のワカメのめかぶ

 一般社団法人CS阿波地域再生まちづくり(小松島市)は、同市和田島町産のワカメのめかぶを使ったせっけん「めかぶソープ」を開発した。漁業者の収益増につなげようと、商品化を目指しており、試作品の実験モニターを募っている。

 めかぶソープは、乾燥・粉末化しためかぶを、オリーブオイルやココナッツオイルなど自然由来のせっけん素材に練り込んで作った。CS阿波が和田島町の漁業者から、未利用のめかぶの提供を受けて粉末まで加工。県外のせっけん製造業者に依頼し、試作品を完成させた。

 和田島町はワカメ養殖が盛んで、約40戸が年間700トンを出荷している。ただ、根っこ部分のめかぶを食べる習慣はほとんどなく、漁業者が自家消費するほかは大部分が廃棄されている。

 CS阿波は漁業者からの相談をきっかけに、めかぶの有効活用を模索。ワカメの生産者は昔から、地元で「手がきれい」と言われることや、常温で長期間保管できることから、せっけん開発に乗り出した。

 今後、モニター実験で安全性や各種効果を検証し、一般販売を目指す。CS阿波の松本真樹代表は「せっけんが漁業者の収入増や地域資源を見つめ直すきっかけになれば」と話している。

 募集モニターは10人。10月末まで約1カ月間使い、使用感などについて記録を取り、リポートを提出してもらう。市の「6次産業化支援事業」の補助金25万円を活用する。問い合わせはCS阿波地域再生まちづくり<電0885(38)0706>。