三好市の女性4人が、江戸末期~明治中期に祖谷地方で用いられた藍染の型を複製し、作品作りに取り組んでいる。型は平家屋敷民俗資料館(同市西祖谷山村)に保管されていた。テーブルクロスなどを仕上げており、8月から資料館で展示するほか、市内のカフェで販売する。

 型は主に縦30センチ、横40センチ。キク、チョウ、傘を描いたものや、三角形、直線が連続した幾何学模様など約50種類の図柄がある。和紙に柿渋を塗って防水加工を施している。反物の染色に使われていたとみられる。江戸時代の生活用品や書物を展示している民俗資料館に保管されていた…