徳島県内の若手邦楽演奏者による和楽器グループ「ほう楽★ガールズ徳島」が再スタートした。県が邦楽の裾野拡大や文化振興を目的に2017年に結成し、県内のイベントで演奏を披露していたものの、新型コロナウイルス禍により20年から活動を休止していた。21年度に民間の事務所が運営を引き継ぎ、メンバーを入れ替えて名称も「新生・ほう楽★ガールズ徳島」に変更。ミュージックビデオ(MV)を制作し、活動再開をアピールしている。

今年3月末に行った「乙女エスカレーション」のミュージックビデオ撮影には8人のメンバーが参加した=東みよし町の増川笑楽耕

 新生・ほう楽★ガールズ徳島は、前回メンバー2人を含む計10人。県内に暮らす13~20歳の女子中高大学生で構成し、楽器別では箏(こと)が6人、尺八が2人、三味線と笛が各1人。うち3人はダンス教室の生徒でパフォーマーも兼ねる。

 演奏スタイルは前グループを踏襲している。メンバーは今風のキラキラメークを施し、カラフルな着物とウィッグで装って、和楽器を演奏しながら踊ったり歌ったりする。

 前グループに演奏を指導していた箏奏者の遠藤綾子さん(55)と、娘の咲季子さん(25)=ともに石井町石井=が、若い世代が邦楽に親しめる場として育てていこうと再始動を計画。「邦楽ガールズ徳島事務所」を設立し、県の助成を受けてマネジメントとプロデュースを務めている。新メンバーは知人らを通して集めた。

ゲストボーカルを務めた徳島市出身のシンガー・ソングライター福富弥生さんも「乙女エスカレーション」MV撮影に参加した=東みよし町の増川笑楽耕
MV撮影では踊りながらの箏演奏も披露したメンバー=東みよし町の増川笑楽耕

 現在の持ち曲として、前グループから引き継いだ「篝(かがり)日和 kagaribiyori」「乙女エスカレーション」があり、今年3月に「篝日和」、6月に「乙女―」のMVをユーチューブの公式チャンネルで公開した。

 6日公開の「乙女―」のMVは、東みよし町の増川笑楽耕(しょうがっこう)(旧増川小学校)で3月末に撮影した。アップテンポなポップソングの同曲は、徳島市のシンガー・ソングライター福富弥生さんがゲストボーカルを務め、特別出演する。ノスタルジックな木造校舎を舞台に、ごく普通の女子学生たちが、放課後にカラフルな着物を着ることで、キラキラした姿へ変わるという設定。ドローン撮影なども取り入れたユニークな映像に仕上がっている。

 今後、小松島市出身の作曲家住友紀人さんによる新曲「いにしえの琥珀(こはく)」の発表も予定しており、イベント出演やライブを積極的に行っていくという。

 綾子さんは「メンバーは随時募集している。着物をおしゃれとして着こなしながら、和楽器を楽しむきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。前回続いて参加し、リーダーを務める木下萌花さん(19)=四国大短期大学部音楽科2年=は「徳島を代表できるグループになって、和楽器で県民の皆さんに元気を届けたい」と意気込んでいる。(植田充輝)

新生・ほう楽★ガールズ徳島「乙女エスカレーション」MV撮影現場密着動画

https://www.youtube.com/watch?v=aDCYQezcKag

新生・ほう楽★ガールズ徳島のユーチューブ公式チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCR6fen0QG7eyac59y7NIWjA