北島町鯛浜の徳島県立防災センターの来館者が25日、50万人を突破した。県民の防災意識向上を目的に2004年7月に開館し、18年余りで到達した。
50万人目となったのは、北島北小学校3年の大松谷駿介君(8)。防災について学ぼうと家族4人で初めて訪れた。記念セレモニーで飯泉嘉門知事から花束や記念品を手渡され、「災害時に自分の命を守れるようにしたい。非常食や水を家で備蓄しようと思う」と話した。
センターは地震や風水害などを体験できるコーナーを備え、救命講習や災害知識を学ぶ研修会も開いている。大規模災害時には支援物資の集配やボランティアの活動拠点になる。