クジラの骨を抱えて重さを体感する児童=海陽町四方原の町立博物館

クジラの骨を抱えて重さを体感する児童=海陽町四方原の町立博物館

 海岸に流れ着いた物を集めた「漂着物展」(海陽町立博物館など主催)が同町四方原の同館で開かれている。18日まで。無料。
 
 県内の漂着物研究家が四国東部の海岸で拾い集めた貝殻や動植物の死がい、土器片など約千点を展示。さやの大きさが1メートル近いモダマの豆(直径約5センチ)やクジラの骨、弥生時代の須恵器片などが並び、訪れた人は熱心に見入っていた。
 
 4日には県立博物館の茨木靖学芸員(44)の講演もあり、茨木さんは「漂流物で工作するのも面白い。海に囲まれた徳島の環境を楽しんでほしい」と訴えた。
 
 クジラの骨を触った元木葵さん(9)=海南小3年、同町大里=は「ざらざらして大きかった。海辺にはいろんな面白い物があることが分かったので探しに行ってみたい」と話していた。