コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツやプログラミングを通じ、知的障害や発達障害のある人の社会参加などを後押ししようと、徳島eスポーツ協会が普及に取り組んでいる。パソコンやスマートフォンといった情報機器に対する関心は高く、楽しみながらルールを学んだり、コミュニケーションを図ったりできるという。近年、急成長を続けている分野でもあり、就労の新たな選択肢としても期待される。

 阿南市の社会福祉法人・悠林舎が運営する障害者支援施設「シーズ今津」(同市那賀川町)では約2年前から月1回、利用者を対象にプログラミング教室を始めた。徳島eスポーツ協会のメンバーの助言を受け、専用ソフトを使ってオリジナルのゲームやアニメーションを制作しており、現在は5、6人が受講している。