藍場浜公園に開設された演舞場=1972(昭和47)年、本社所蔵写真

 写真は1972(昭和47)年、徳島市の藍場浜公園に演舞場が設営される様子を撮影したもの。正面に「歓迎 阿波おどり演舞場」と記されている。今と比べると階段席は低く、長さもかなり短い。

 これは、観光客向けに71年から設けられた特設演舞場。4月15日~7月30日の毎日午後8時から1時間、有名連2連が観衆を楽しませた。

 全長25メートル、両サイドの6段の階段席に700人を収容。8月の阿波踊りの演舞場に比べると4分の1程度の規模ではあったが、ちょうちんがともされ、本番の雰囲気が味わえると好評だったようだ。

 入場料は50円。雨天時と9月15日~10月30日は徳島駅前にあった産業観光会館に会場を移した。現在、阿波おどり会館で行われている「毎日踊る阿波おどり」の前身ともいえる催しだった。