羽化したオオムラサキの雌=那賀町中山の道の駅わじき

羽化したオオムラサキの雄=那賀町中山の道の駅わじき

 那賀町中山の道の駅わじきにある「バタフライガーデン」で、環境省の準絶滅危惧種に指定されている国蝶(ちょう)オオムラサキの雌雄2匹が羽化した。

 雄は23日に羽化。羽を広げると幅が約9センチあり、表側が青紫に色づいている。雌は26日に羽化し、幅約11センチ。チョウや希少植物の保護に取り組む「那賀川野菊・鷲敷菊保存会」のメンバーが1月中旬に町内で幼虫を見つけ、ガーデンで育てていた。

 2匹を交尾させて産卵を試みた後、山に放す。福富純一郎代表(73)=仁宇=は「無事に羽化してくれてほっとしている。飛び立つ前に子孫を残してもらいたい」と語った。

 保存会によるとオオムラサキの飼育は難しく、幼虫から育てて成虫になるのは3割ほど。2019年から飼育しており、羽化数は9匹となった。