今月は忙しくなるのと同時に、寂しくなるだろうと覚悟していた。私にとっては、この10年の総仕上げのような時。来月の渡米という区切りがなければ、永遠に続くかのように思っていた句会や講座との別れは、やはりこたえた。それを軸にして、自分の日々が回っていたことを実感した。

 これから待っているのは、新しい時間軸の日々。慣れるまでに時間もかかるだろうし、気持ちもなかなかついていかないのだろう。そう考えると不安がふくらむ。引っ越し日から逆算すれば、そろそろ取り掛かるべき作業も、すぐに手が止まってしまう。