三好市東祖谷菅生の名頃かかしの里で4日、「天空の郷(さと)かかし祭り」があった。標高約900メートルの山深い集落に住民らが作ったかかし約180体が現れ、家族連れや登山者らを楽しませた。
メーン会場の旧名頃小学校には74体が並んだ。教室では児童や保護者に見立てたかかしを机に座らせたり、後ろに立たせたりして授業参観の様子を再現。市観光大使の歌手北山たけしさんや北島三郎さんら芸能人、阿波踊りの踊り子などのかかしもあり、遊び心に満ちた表情やポーズで来場者を和ませた。
林真理子さん(62)=同市三野町太刀野、主婦=は「どの作品も個性的で、びっくりした」と話した。
祭りは、名頃小が廃校となって子どもたちの姿を見なくなった地域を盛り上げようと、住民らが2013年に始めた。
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