虹羅さん(手前右)の指導で茶摘みを体験する参加者=美波町赤松

 国重要無形文化財「阿波晩茶の製造技術」をテーマにしたツアーを企画していた美波町観光協会が、7月2日に第1弾を開催する。町内の生産者を訪ねて製茶の工程を体験してもらう。協会は茶摘みの時期(6月下旬~7月上旬)に合わせた毎年の定番ツアーにしたい意向だ。

 当日は美波町で唯一、阿波晩茶を生産している虹羅(にじら)フジコさん(83)=赤松=の畑を訪れ、茶摘みから茶葉の釜ゆで、たるへの漬け込みまでを体験する。今季に生産された新茶の予約もできる。

 本番を控えた28日、町内外の5人を招いたモニターツアーが催された。地元の森本利幸さん(66)や観光協会の徳永聖二さん(58)=奥河内=らの案内で、参加者は実際の製茶の手順を確認した。虹羅さんから「茶葉は1枚ずつちぎるのではなく、枝を引っ張りもぎ取るように」などと指導を受け、茶摘みに挑戦していた。名田みや子さん(75)=木岐=は「初めての体験。茶葉の爽やかな香りが心地良かった」と満足そうだった。

 観光協会は体験を取り入れた観光メニューづくりに取り組んでいる。阿波晩茶ツアーもその一環で、昨夏以降、企画を練ってきた。徳永さんは「茶摘みは時期も限られているので興味のある人は参加して」と呼び掛けている。

 ツアーは2日午前9時半に美波町赤松新発谷70の虹羅さん宅に集合。正午ごろまでの体験を予定している。参加費3300円。問い合わせは観光協会、電話0884(77)1875。1日正午締め切り。先着10人。