石川労働局は29日、石川県加賀市の山代温泉で高級旅館を経営する「よろづや観光」が、実際には従業員を休業させていないにもかかわらず休業させたと申請して、雇用調整助成金(雇調金)約1億7千万円を不正受給していたと発表した。労働局は全額の返還を求めた。

 雇調金は、休業手当を国が補填する仕組み。同社は15日の記者会見で、2020年6月~21年9月に受け取った雇調金のうち約2千万円を、実際には休業させずに受け取ったと労働局から指摘されたと説明していた。労働局は、休業していなかったと確認された時点以降の全額を不正とみなし、返還対象とした。